扉の向こう

作詞:しょうた
作曲:しょうた

過去を振り返っても
後悔ばかりが蘇る
やりたくてもやれない自分に
この頃嫌気がさしてきたんだ

あぁ
この世界には本当に
僕の居場所はあるのかな?

ずっと
探してきたものがそこにはあって
けれど、いつも手を伸ばすことが出来なかった
きっと
また繰り返してしまうだろう
僕は生き方を変えられるほど 器用じゃないから

いつもの帰り路を
いつも通りの歩幅で歩く
けど、今日はいつもと景色が違う
路地の片隅で猫が横たわっていた

まだ
息はあるみたいだ
僕は、迷わずにその手を伸ばした

ずっと
走る事 忘れていた僕が
今、全力で街を駆けている
きっと
救ってみせると何度も
心で叫び続けて、がむしゃらに走った

「さようなら」
過去の自分に
「ありがとう」
もう振り向かない

きっと
この世界の悲しみは全て
同じ鍵で開けることが出来るんだ
ずっと
僕のやりたかったことが今なら
出来るような気がしてきたんだ

だから
僕は、この手を差し伸べて
傷ついたその心、救うのさ

君も、扉の先を見れるから
手にした確かにあるこの世で尊い大事な気持ち
それは「優しさ」なんだと

もう一人なんかじゃないんだ、ずっと
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